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チェルシーの強固な守備は弱点だらけ!?その攻略方法とは【現状把握編④】

  • メリットは犠牲の上に成り立っている

前項では5バックにすることによるメリットを述べてきた。

しかしながら、前項で挙げてきたメリットというのは、4→5人に最終ラインが増員したことによって生じるメリットであり、その代わりに前線の選手を一枚犠牲にして成り立っていることを忘れてはならない。

 

前線の選手が一枚減ることによって生じる守備的なデメリットは、相手最終ラインへのプレッシャーが弱まることである。(イメージ図①参照)

 

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つまりは、ボールホルダーがフリーになりやすく、ロングフィードやパスの展開がしやすくなるということである。

 

ここでチェルシーの守備的な特徴の話に戻る。上述した前線の選手を一枚犠牲にしたことによるデメリットはホワイボードの上にマグネットを並べただけの机上の話である。実際にはチェルシーの守備は積極的である。

特に4バックの場合と比較すると、中盤の選手は、スペースを埋めるよりもボールホルダーへのチェックを優先する傾向にある。

その為に、後方に人員を配置しながらも、強いプレッシャーを相手に加え、高い位置でボールを奪うことで、チェルシーの少ない失点数と高い得点力の原動力なっている。

 

しかしながら、ただ、中盤の選手が、相手の最終ラインにプレッシャーを加えているだけでは、イメージ図②の楕円部に大きなスペースが生まれることになり、むしろ相手の攻撃を簡単にしてしまう。

 

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つまり、チェルシーの中盤の選手が効果的にプレッシャーを加えるには、前提条件がある。

それはDFラインを高く保つことである。

 

DFラインを高く保ち、相手のプレーエリアを狭めることで、中盤の選手がスペースを空け、ボールホルダーにプレッシャーを加えたとしても、そのスペースはより小さくなり、もし、空けたスペースにボールが入ったとしても、5人の最終ラインがすぐに対応することができるからである。(イメージ図①参照)

 

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本稿では、5バックの布陣によって生じるデメリットとチェルシーのデメリットに対する処置方法について書いた。

次回はそのチェルシーに対する具体的な攻略方法について書いていく。